適当にあしらわず時間がある時ゆっくりと話を聞いてあげる
「いい加減にしてよ。さっきも言ったでしょう? 私は忙しいんだから」
これでは当事者もムッとして気分もよくないはずだ。鬱憤も積もり積もれば爆発するかもしれない。
日にちを気にするなら、大きなカレンダーに予定を書き入れ、終わった日に×印をつけておけば分かることもある。認知症の人によってはアナログ時計が読めない人もいるから、その時はデジタル時計に替えればいい。肝心なことは、適当にあしらわず、時間があるときにゆっくりと話を聞いてあげることだ。性格にもよるが、意外に話をするだけで安心する人もいるし、何に困っているかが分かれば対処することもできる。
私たちと同じで、いい加減に扱われていないことが分かれば不安は消えるはずである。