いい靴とは履きにくくて重い靴 大事なのは楽に歩けるか

公開日: 更新日:

 実は靴の基本的な形状は、すでに200年前には確立されている。しかし、近年化学的な新素材や、新しいデザインの靴が新たに生まれ、「柔らかい靴、軽い靴こそ、履き心地のいい靴である」という考えが広まってしまった。ところが、靴の基本的な構造を外してまで軽さを追求したそういった靴は決して本当に足にいいわけではない、と田中氏は力説するのである。

「私たち足の治療の専門家が集まって靴を脱ぐ居酒屋とかに入ると、店を出る時にすごく時間がかかりますよ。皆、靴ひもをしっかり締める靴を履いていますからね(笑い)」

 これまで、ヒールが高く、爪先が細い靴が外反母趾の原因になると言われることが多かったが、田中氏の経験では、むしろ歩くたびに靴の中で足が動く幅広の靴のほうが、外反母趾になりやすいという。履きにくい靴は、実は足にいい靴だったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」