「白血病=死の病」というイメージを変えたい…友寄蓮さん

公開日: 更新日:

 そんな11月半ば、突然、鼻血が出て止まらなくなりました。両方の鼻の穴から流れ続けること4時間。それに加え、足や膝を触っているだけで指の痕が付くようになったので、子供の頃に通っていた小児科へ行ったんです。

 そこの先生は大きな病院の先生でもあるので、私の顔色を見るなり血液検査をしてくれました。数日後、検査結果を聞きに行くと、すぐに大きな病院に運ばれ、さらなる検査になりました。その頃は、もう具合が悪すぎて記憶があまりありません。

白血病」を告知されたのは、病室のベッドで横たわりながらでした。あっさり言われたので実感もなければ不安もなく、むしろ「病名がわかったから治療が受けられる」という期待のほうが大きかった。

 初めは3カ月ぐらいの入院と通院という大人の治療プランだったのですが、1週間後に小児プランに変更になりました。当時は15~16歳というのがその境目の年齢だったようです。

■「死んでしまおう」と思ったことも

 医師から「1年間の入院です」と言われ、初めて自分の病気の深刻さを知りました。病気が治るかどうかよりも、「進学できるか」「その先はどうなる?」という不安のほうが大きかったですね。あとから聞いた話では、治療開始時、芽球(白血病細胞である可能性が高い血液細胞)が33%で、あと数日遅かったら命が危なかったくらいハイリスクな状態だったそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も