がん闘病中の大島康徳氏は高熱でもPCR陰性 原因は腫瘍熱か
では、最後に大島さんの高熱の原因について。「腫瘍熱」の可能性があるのではないかと思われます。腫瘍そのものによる発熱で、感染などによりません。進行がんによく見られます。
腫瘍熱の公式な診断基準はありませんが、「37・8度以上の発熱が1日1回以上」「発熱の期間が2週間以上」などの項目が掲げられることもあることから分かる通り、従来の「37・5度以上」「4日以上」という従来の基準を満たしやすいのが腫瘍熱です。
今の局面ではとても紛らわしいですから、がん患者は異常があればすぐに検査を受けるべきです。