コロナで隔離生活2週間の過酷「これで軽症というのか」

公開日: 更新日:

 実業家の渡辺一誠さん(40)は新型コロナ陽性と診断され、病院で2週間の隔離生活を送った。「これで軽症というのか」と思うほど過酷だったという。

 退院から20日ほど経ちましたが、咳と胸の圧迫感は変わりません。損傷した肺は元に戻らないと実感しています。

 入院でつらいのは高熱が続き、いつこの状態が終わるかわからないことです。普段から体を鍛えている私は健康に自信がありました。しかし、8日間連続の39度以上の高熱はこたえました。十分な睡眠は取れず、味覚障害から食欲が湧かず水しか飲めない。「これでなぜ軽症なんだ」と何度も思いました。

 終わりが見えないこともしんどかったですね。私は入院中に「遺書」を書き、弁護士に後のことを相談するほど追い詰められました。

 友人に感染させたのではないか、という罪悪感もありました。発熱する前日に会食した5人のうち3人は検査で陽性となり、陰性だった友人の周りの人を含めて、さらに4人の感染が確認されたからです。感染源は私以外かもしれないと思えるようになったのは退院してからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に