著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

がん闘病中の大島康徳氏は高熱でもPCR陰性 原因は腫瘍熱か

公開日: 更新日:

 厚労省は8日、新型コロナ感染が疑われる人の受診の目安を変更しました。「37・5度以上」という条件は削除されています。

 新基準は2つ。①比較的軽い風邪症状がある②息苦しさ、強いだるさ、高熱など強い症状のいずれかがある。これらに該当すれば、すぐに「帰国者・接触者相談センター」に連絡を。①でなおかつ「高齢者」「糖尿病、心不全、呼吸器疾患あり」「人工透析」「免疫抑制剤や抗がん剤の使用」「妊婦」の条件が重なった場合も、すぐに電話するのが大切です。

 大島さんが電話した3月は変更前で混乱していた時期ですが、今ならがん患者は症状があれば、遠慮なく連絡して早めに検査を受けられるはずです。

 さらに検査の追い風がもうひとつあります。抗原検査のスタートです。抗原検査は、インフルエンザなどの診断に広く使われているもので、新型コロナ用のキットが13日付で薬事承認されました。これなら30分ほどで結果が分かるので、検査数はグンと伸びるでしょう。厚労省は今月中に感染者数が多い5都道府県を中心に全国に広げるとしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された