アベノマスクは夏に最強?これからの季節にぴったりな理由

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機能が低いマスクほど熱中症対策にはオススメ

 それでもマスクにこだわる人はマスクで熱中症のリスクが上がることを忘れてはいけない。

「不織布マスクなどは肺からの温かい湿った呼気を通さないため、マスク内に吐き出した呼気を再び吸い込むことになり、呼吸により体温を低下させる働きが妨げられます。また、マスクをしていると水分を取りづらい。熱を発散させる子供たちはその傾向が強く、日本小児科学会が言うように夏のマスクは避けた方がいいと思います」

 とはいえ、世間の目を気にしてマスクをせざるを得ないと考える人は多い。

 熱中症にならないためには、どうしたらいいのか?

 一つは鼻を出してマスクをすることだ。顔の骨には左右4つずつ計8個の副鼻腔があり、鼻から空気を出し入れすることで脳を冷やしている。脳は全臓器の司令塔で体温調節の要でもあるから、まず鼻をマスク解除することだ。

「もう一つは、呼吸が楽にできる、マスクとしての機能が劣るマスクをすることです。例えば鼻を出してポリウレタンのマスクをするのもいいでしょうね。私は一人のときは咳エチケットを意識してマスクを外し、口を閉じて鼻呼吸を心掛けています。マスクを着けるときは電車やバスなどに乗ったり、お店に入るときだけです。それでいいのではないでしょうか」

 つまりは、小さい、鼻が出やすいアベノマスクこそこの夏、最強のマスクということか?

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