自由診療のPCR検査は2万~4万超が相場…精度に差はある?

公開日: 更新日:

 自由診療での検査費用はあくまでも“言い値”で、実施している医療機関の“場所代”や“手間賃”などがプラスアルファされていると考えていい。PCR検査は、高額なら優秀というわけではないのだ。

■偽陰性・偽陽性の心配は?

 PCR検査は精度が低く、偽陰性や偽陽性が多く発生するといわれているが、本当なのか。

「PCR検査の特異度(感染していない人を正しく陰性と判定する割合)は99・99%以上と非常に高く、感度(感染者のうち検査で陽性と判定する割合)は70%といわれています。ほかの検査に比べれば高い数字ですが、偽陰性や偽陽性が出てしまうのは事実です。ただ、これは方法そのものよりも、検体の採取に問題があるケースが多いといわれています。綿棒を鼻から挿入して喉の奥の粘膜を採取する『鼻咽頭ぬぐい法』は、医療者側に慣れや技術が必要で、きちんとぬぐえないと検査の感度が下がってしまいます。検査の実施件数が多い医療機関を選ぶようにしてください」(神崎浩孝氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…