相談センターで「不安になるのは無理もない」と言われ…
以前はもっと前向きに頑張れたのに、担当医から「今度は抗がん剤が効く可能性は低いかもしれない」と言われた時からとても弱気になり、もうダメかもしれないと思ったり、とても暗い気持ちになっていました。
娘は3年前に高校を卒業して、自宅の近隣にある会社に就職しました。会社の許しを得てこの春から夜間学校へ通い、「介護福祉士の資格を取る」と張り切っています。でも、新型コロナの影響で学校へは通学できていないようです。私よりもずっと素直で、頑張り屋で、家事もよくやってくれる……娘には感謝しています。
1年ほど前、娘とお付き合いしている男性が会いにきてくれました。その時、「くれぐれもよろしくお願いします」とあいさつしたのですが、最近、娘はその男性の話をしません。「別れた」とも言わないので、深くは聞いていません。ただ、もしかして自分のことが重荷になっているのかもしれない……という不安も感じています。
■娘には言えないことも話せる気がする
先日、娘がクルマを出して、病院の定期診察に連れていってくれました。担当医からは「この前と状態は変わらないようです」と言われました。 診察の後、予約してあった「がん相談支援センター」に初めて寄ってみました。相談員の方は40代くらいの女性で、臨床心理士さんでした。