痩せて理想体重をキープするためのポイント3つ プロに聞く
ハードな運動は必要なし
MAHOさんが挙げる「減量+体重維持」のポイントは3つ。
1つ目は、言うまでもなく「運動する」。
「私は食べることが好きで甘い物も好き。食事量を減らすとか甘いものを禁止するとかはできません。すると、運動で消費カロリーを増やすしかない。だから運動は一番重要なポイントです」
運動未経験者の場合、ハードな運動は必要ない。「家の周りを歩く」「5~10分間走る」程度から始めるだけでいい。
「筋肉を動かすことが最初の一歩。毎日続けられるものを選ぶべき」
2つ目は、食べ物の質とタイミング。
「私は糖質も好きなんです。だけどゴハンを食べるにしても、何を合わせるか。タンパク質豊富な豆腐や納豆、鶏胸肉などを選ぶ。また、今日は飲み会で思いっきり食べたら、明日は食べる物を調整する。朝と昼にたくさん食べ、夜は軽めにする。我慢しない代わりに内容を意識しています」
3つ目は、ストレスをため過ぎない。
「苦手なことを頑張り過ぎるとストレスがたまり長続きしません。ちょっとだけ頑張るくらいがいい。運動が苦手な人も、『走るのは嫌だけど筋トレならできそう』『マシンを一人でやるのは嫌だけど大勢でならできそう』ということがあるのでは? 苦手なものを避け、楽しみながらできるものを探すと続けられるかもしれません」
記者(46歳・女)の食生活の改善点も聞いた。記者は休肝日なしで毎日ワイン1本は飲む。一方、ほぼ毎日スポーツジムに通い、標準体重で健診では異常なしだ。
「お酒の内臓へのダメージは別にして、体重だけを考えると、食事と運動のバランスが取れているのでしょう。運動で筋量が保たれれば、年を取っても太りにくい。今後も食事と運動のバランスを保つことが大事です」
お酒をご褒美に、運動を続けるか。
■お酒を飲むならハイボール
“体のプロ”であるインストラクターたちは節制した生活を送っているのかと思いきや、「みんなすっごくよく食べます。飲み会では好きなものをずっと食べ続けています。夜中のラーメンやアイスも食べます」とMAHOさん。しかし、共通点があるという。
まず、選ぶ酒は大半がハイボール。次に、飲んだ翌日または翌々日には(仕事以外で)運動。さらに、タンパク質摂取を常に意識しており、昼食にゆで卵やサラダチキンなどを持参する人が多い。見習おう。