著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

セックスの問題を話し合う前に2人の認識のすり合わせを

公開日: 更新日:

 さらに他の共通点を挙げると、夫婦のコミュニケーション。

 普段仲が良くても、夫がいい人でも、セックスの話ができない、成立しない。

 そんなに痛くて深刻なら、話し合えばいいのにと思うかもしれません。でも当事者にとっては、セックスの痛みは自分の体に起きていること。パートナーと共有する発想がないのです。

 実は私自身も、セックスの痛みをパートナーと一緒に解決する発想はありませんでした。

 私が痛がっていることをパートナーは知っていても、われ関せずでしたし、恥ずかしさを振りきって私が潤滑剤を出した時は「そんなもの、どこで覚えたの?」とふざけながら笑い、話し合いになりませんでした。でも、ふざけ笑いは彼も恥ずかしかったからなのです。ギクシャクした空気になり、それ以後、性について2人で話す機会はありませんでした。

 私が運営する性交痛のサイト「ふあんふりー」の監修者、ラブライフアドバイザーのOliviAさんによれば、「セックスは2人で行うもの。だから問題があれば2人の課題。でも話し合いの前には、“より良い性生活が2人の関係を維持するために大切”と認識をそろえるべき」。どちらかが頑張って話し合おうとしても、恥ずかしいなどの気持ちが妨げになるケースも。思い切ってカップルでカウンセリングを受けるのもひとつの選択肢だと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係