コロナワクチンの効果を評価するのは早すぎるのではないか
新型コロナウイルス感染症制圧のため、世界中でワクチン接種が進められている。製薬会社はワクチンは重症化率を抑え、予防効果もあるといい、各国政府もそれを信じ、ワクチン接種者はマスクなし生活ОKとする国もある。
しかし、本当にワクチンは有効なのだろうか?ワクチン接種の目的は、感染者と共に死亡者の数を減らすことだ。その効果を知るにはただ、亡くなった人の数を羅列するだけでなく、比較が大切だといわれている。
ならば、2月にはワクチン接種がおこなわれていなかったチュニジア(人口約1193万人)と、95%の有効性をうたうワクチンを世界最速で接種したイスラエル(人口約930万人)との比較はどうか?
イスラエルは重症化リスクの高い高齢者からワクチン接種が始まり、2月26日時点で人口の約50%にあたる464万人超が少なくとも1回接種し、約35%にあたる326万人が2回目接種を終えている。
むろん、両国には、人口差以外に高齢者比率、肥満や糖尿病といったリスク要因を持つ人の割合などに違いがある。正しくはグループごとの比較が必要だ。しかし、両国の2月の新型コロナ死亡者数のグラフのトレンドでも大きく異なっても不思議ないと思えるのだが、どうだろうか?