接種が多い地域で新規感染者増 ワクチンで何が起きている?
ちなみに4月15日までにワクチンを接種した人のうち、接種後の感染が確認されのは231人。このうち205人は1回目の接種後だった。
■副反応は若い女性に多く接種後10人死亡
副反応は先行接種した医療従事者約2万人を対象に、接種後約1カ月に起こった症状・疾病の内容が公開されている。
それによると、1回目より2回目接種後の方が副反応が強く、年齢が高くなるほど発生率は低下。2回目は37・5度以上の発熱が38%(1回目3・3%)。そのうち38度以上は21%。全身倦怠感69%(同23%)、頭痛54%(同21%)で、いずれも接種当日か翌日に表れた。接種部位の痛みは、1、2回目とも90%強で変化がなかった。2回目接種後の37・5度以上の発熱は、20歳代50%強、30歳代45%弱に対し、65歳以上は9%だった。全身倦怠感や頭痛も高齢者では低かった。
副反応の強さは、男性より女性の方が強く、頭痛は男性37%に対して女性62%、37・5度以上の発熱は男性30%に対し女性42%だった。