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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新型コロナワクチンは1回の接種でも効果が期待できるのか

公開日: 更新日:

 もちろん、初回ワクチン接種の長期的な感染予防効果については不明ですし、ワクチンを接種した人は接種しなかった人と比べて、健康状態が良好で感染に対する意識も高い人たちだったかもしれません。それゆえ、この研究で示された入院リスクの低下は、やや割り引いて考えた方がよいように思います。

 しかし、入院リスクが低下するということは、より多くの人に対するワクチンの初回接種が、医療の逼迫(ひっぱく)を防ぐことにつながる可能性を意味しています。

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