便秘対策は水溶性・不溶性食物繊維をバランス良く含む果物で
うんち記録アプリ「ウンログ」(東京)が昨年4月、利用者3000人に行った調査によると、コロナの影響で生活スタイルが変わりストレスを感じている人の51.3%が、排便やうんちの状態が「変わった」と回答したという。そのうち便秘になった人は43.3%で、排便回数が減った人が56.0%。
便秘対策として、意識して摂取したいのが食物繊維。消化されずに大腸まで運ばれて善玉菌のエサとなり、善玉菌の増加が期待できる。食物繊維は野菜、果物、穀類、豆、きのこ、海藻類などに豊富に含まれるが、毎日手軽に取るなら、キウイはどうだろう。
キウイには、水に溶け、小腸における糖質や脂質の吸収を抑制する水溶性食物繊維と、水に溶けにくく、大腸粘膜を刺激し、水分や粘膜の分泌を促して便を軟らかくする不溶性食物繊維がバランス良く含まれている。
海外の研究では、キウイの中でも食物繊維量が多いグリーンキウイ2個を1日2回、健常者に食べさせたところ、排便頻度と便の軟らかさが増したとの結果が出ている。日本人対象の研究ではないものの、参考にしない手はないだろう。