各専門科から集まったチームだからこそ有効なコロナ治療法が見つけられる
検査データだけでなく、臨床的に血栓症が進行しつつある状況かどうかをモニターできるため、コロナ患者が血栓症で亡くなったり重症化するケースが極めて少ないという結果が出ています。
新型コロナウイルス感染症に対するサイトカイン吸着療法などの血液浄化療法は、世界中で効果があるのかどうか議論があり、実施しなかった施設も多くありました。そんな中で効果的な可能性があるのならと着目したところが当院のコロナチームの強みといえるでしょう。
新型コロナ治療はエビデンスの壁という前門のトラ、変異ウイルスという後門のオオカミがまだまだ続く長い闘いなのです。
■本コラム書籍化第2弾「若さは心臓から築く」(講談社ビーシー)発売中