ゴーヤーのワタとタネは捨てると損!おいしく栄養価も抜群
夏野菜の代表格であるゴーヤー。免疫力を高め、抗酸化作用に優れるビタミンCが豊富に含まれている。しかも、前回紹介したピーマンと同様、加熱に強く、油で炒めても損失がほとんどない。
好みが分かれるゴーヤーの独特の苦味は「モモルデシン」や「チャランチン」という成分によるもの。インスリンの分泌を促し、血糖値を下げる働きがあるといわれている。塩や砂糖でゴーヤーを揉んで苦味を抑える調理法もあるが、健康効果を高めるなら、苦味はそのままで食べた方がいいかもしれない。
ところで皆さん、ゴーヤーを調理するときはワタやタネは捨てる派? 取っておく派?
知人の管理栄養士に聞いたところによると、ワタやタネは緑の果肉部分より栄養が豊富なのだとか。前述のビタミンCは果肉の3倍以上で、汗で流れやすいカリウムやカルシウムなどのミネラルも多い。そして何より見逃せないのは、「おいしい」ということ。加熱するとワタはフワフワとろり軟らかい食感で、タネはカリッと香ばしいとか。
管理栄養士のお勧め調理法はワタ&タネの素揚げ。少量の油できつね色になるまで揚げ、軽く塩をふって食べれば、ビールが進んで仕方ないらしい。
「ワタとタネをスープに入れてもいい。ゴーヤーチャンプルーなどでもワタもタネも取らずに、そのままでOK」と管理栄養士。次回からはゴーヤーは丸ごとで!