オシメをして舞台に…俳優・江藤博利さんが膀胱がんとの闘病を振り返る
お酒やたばこはやらないほうがいいとよく言われますが、やめることでストレスが増えることの弊害もあると思うんですよね。「やめたほうがいい」と言われれば言われるほど、「イヤ」と言ってしまうあまのじゃくな性格もあって、自分は相変わらずたばこも吸うし、お酒も飲みます。でも、不思議なことに自宅では飲まないんですよ。飲める口のカミさんに誘われても、家ではコーヒーばかり。たぶん、お酒を飲むお店の雰囲気や、いろんな人とガヤガヤ話しながら飲むのが好きなんでしょうね。
■病気をしてからは健診を欠かさずプールにも通っている
術後は、半年ごとの検診が5年間続きました。今でも1年に1回は受診しています。区の健康診断も真面目に受けていますよ。膀胱がんになる前は行ったことがなかったですけどね。おかげさまで、肺がんの検査も胃がんの検査も大腸も前立腺も今のところ異常なしです。
膀胱がんと聞いたときには、ダジャレじゃないけどガーンとなって、頭は真っ白。昭和の人間ですから、(膀胱がんで亡くなった)松田優作さんが頭に浮かんで、自分も死ぬんだと思いました。