3回目のワクチンに迷ったら何をすべき? 副反応情報を確認
■副反応情報にも目を通す
逆に感染力が高いオミクロン株は、デルタ株より少ないウイルス量で感染が成立するという。海外でもワクチンの接種率が80%を下回り、かつ接種開始から8カ月を経過すると感染の再拡大が起きている。政府はやっと3回目の接種間隔を2回目から6~7カ月に短縮したが、3回目がもう少し早く開始されていたら状況は違っていた可能性は否定できない。
とはいえ、ワクチン接種の副反応も怖い。デルタ株よりも重症化や死亡リスクが低いとされる変異株が登場、流行している今、3回目のワクチン接種の効果に迷う人もいるはずだ。
「基礎疾患のある高齢者をはじめとした重症化リスクの高い人にとって、ワクチンが重要な重症化予防策であることは間違いありません。ただし、厚労省はこれまでに2億回を超えるワクチン接種に伴う副反応についての情報を収集し、ネットで公開しています。ワクチン接種に迷ったらそれを自分の目で確認して、接種のメリットとデメリットを考え納得したうえで、自分の判断で接種するかどうかを決めることです」
最新の新型コロナワクチンの副反応は、「第75回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第26回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料」に詳しい。ネット検索してみるといい。