日常動作もよいリハビリに コツや加減をつかみ動かしていく
ここまでにおおよそ半年から1~2年ほどかかるといわれています。「五十肩だからそのうち治る」「1年くらいかかった」は、皆さんの経験談から積み重なって広まったセリフなのかもしれません。
まとめれば、凍結肩は時間と手間はかかり長く苦しむ時期もあるものですが、十分に治りうる病気ですので安心して気長に治療に取り組んでいただけたらと考えています。
しかし、医療の難しいのはすべての人が理屈どおりに進むわけではないところです。一部の患者さんではリハビリを長く続けても改善がなく見通しが立たないケースがあり、この場合、次の手段として手術的治療を検討することがあります。
次回は凍結肩の手術療法に対する考え方と治し方について紹介します。