厚労省が2021年の警察庁の自殺統計原票を集計した結果(確定値)を発表した。それによると昨年1年間で、全国で自殺した人の数は2万1007人。新型コロナ禍で11年ぶりに増加に転じた一昨年より74人減ったが、新型コロナ前の2019年より838人多かった。女性は7068人(対前年比42人増)で2年連続増加。男性は1万3939人(同116人減)と12年連続で減少した。
都道府県別の対前年比自殺者数が増加した上位5つは広島、東京、岡山、青森、福岡。年代別では、50代の増加が目立ち、193人の増加だった。一方、60代では、前年に比べて158人と大きく減った。