認知症、不眠、抑うつ状態… 「漢方薬」が効く意外な病気

公開日: 更新日:

 現在、日本で承認されている漢方薬は294処方、保険適用のものが148処方。その中には、「そういう病気にも効くの?」という意外なものもある。特に知っておきたい認知症、不眠、抑うつ状態に効く漢方薬を挙げよう。

■認知症

 認知症は、東洋医学では五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中でも腎との関わりが深い病気と考えられている。

「腎の働きが低下すると、物忘れをはじめとする加齢に伴う症状が表れます。そのため、腎の働きを補う『八味地黄丸』が認知症対策に役立つと言われています。さらに、頭痛、肩凝り、めまい、不眠などに効く『釣藤散』、全身倦怠感や食欲不振などに効く『補中益気湯』、怒りやすさやイライラに効く『抑肝散』などが、認知症に伴って表れる症状に用いられることもあります」(日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員・天野陽介さん=写真)

■不眠

 不眠の原因はさまざまだが、中でも漢方薬が適しているのは、心理的原因による不眠、そして精神疾患や身体疾患による不眠だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  4. 4

    金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

  5. 5

    故みのもんたさん 闘病生活の中で本紙に語っていた「老い」と「人生最期の願い」

  1. 6

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希まさかの「先発白紙」はむしろプラス…《メジャーレベルではない》の声も

  3. 8

    山田涼介のソロ活動活発化で“亀梨和也のトラウマ”再燃…Hey! Say! JUMPファン戦々恐々

  4. 9

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇