【子供の夏風邪】プール熱の原因ウイルスは塩素で不活化するが…
われわれが子供の頃は、プールから上がるときは当たり前のように洗眼器で目を洗っていました。しかし、洗いすぎると「ムチン」と呼ばれる目の粘液が流されてしまい、角膜の防御機能が低下して細菌やウイルスに感染しやすくなる恐れがあります。また涙には洗浄効果もあるので、わざわざ水道水で目を洗わなくても問題ないこともわかっています。そのため、現在、多くの学校やスイミングスクールでは、「プールの後は水道水で目を洗うように」とは指導していません。
アデノウイルスは感染力が強く、プールだけでなく、目をこすった手でドアノブや電車のつり革などさまざまなものを触ることでも広がっていきます。日頃から手指消毒などをしっかり心がけましょう。