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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

コロナに感染した外国人観光客からオンライン診療の依頼が

公開日: 更新日:

私「保険証ありますか?」

患者さん「保険証はありません。旅行会社保険があるため、診療代は実費でお支払いします。オンラインでカード決済できますか? 明日ホテルをチェックアウトするので、ご対応をお願いします」

 このように電話やLINEなどを用いて、離れた場所にいても患者さんと会話でき、対面の場合と遜色ないレベルで診療を行うことができます。薬の処方も、訪問薬局さんの導入で、自宅やホテルなど指定の場所に届けてもらえるので便利です。

 実はこのオンライン診療をコロナ禍の中、当診療所でも実施するケースが増加してきているのです。

 医師が足を運び、診察する「対面診療」に対し、スマホやタブレットさらには動画通話のような情報通信機器を通して診察するこの「オンライン診療」の最大のメリットは、なんといっても時間が短縮されることです。

 現在私たちの診療所では、患者さんやご家族でなにかちょっとした心配事や気になることがあった場合、いつでも電話をいただき、それに応対するようにしています。しかしそんな問い合わせも、例えば動画通信なら、声だけでなく相手の姿も確認できます。医療側としては、患者さんの状態をより把握できますし、患者さんやご家族においては、安心感が増すことでしょう。

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