著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

心呼吸で胸郭を広げれば肩甲骨の機能が上がり五十肩の痛みにも◎

公開日: 更新日:

 また、肋椎関節がよく動くには胸椎の機能も重要です。胸椎は、もともと背中側に向かって曲線を描いていますが、加齢や姿勢不良などで胸椎の動きは硬くなりやすいからです。

 胸郭を動かす筋群は肩甲骨周囲だけでなく、上下に配列するあばら骨同士の間に走る肋間筋や、前面では胸部の筋肉などもあります。

 ネコ背やスマホ巻き肩では肩凝りを生じるだけでなく、胸椎は丸く固まり胸郭も縮こまるので、胸背部の筋肉は働かずに呼吸は浅くなりがちです。深呼吸を入れ胸郭を広げ胸背部の動きを出すことは、肩甲骨の機能が上がり五十肩にも良いのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  2. 2

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  3. 3

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  4. 4

    元兵庫県議の死をめぐり虚偽情報拡散…立花孝志氏は名誉毀損で立件なるか?若狭勝弁護士が見解

  5. 5

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  1. 6

    綱とり出直しの琴桜に必要な「脱・頭でっかち」…初場所の足を引っ張ったのは考えすぎる悪い癖

  2. 7

    TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

  3. 8

    文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論

  4. 9

    中居正広トラブルへの関与を改めて否定も…フジテレビ“当該社員”に「緊急異動」発令で社員ザワめく

  5. 10

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋