著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【米】糖質以外に含まれる栄養素とは? 脂肪肝を予防する成分も

公開日: 更新日:

 イノシトールという成分は、脂質代謝を促進して脂肪肝を予防するのに効果的であることがわかっていますし、システインプロテアーゼインヒビターという成分は口腔内にいる細菌(P.gingivalis)の増殖を抑制することがわかっています。

 γ-オリザノールを含むコメ油を4週間、1日0.8グラム取り続けると、総コレステロールを減らしたり、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らしてくれるという研究結果も。このことから、γ-オリザノールによる高コレステロール血症改善効果だけでなく、動脈硬化などの生活習慣病予防にも効果的でしょう。

 時間栄養学の観点から考えると、米でんぷんは体内時計をリセットし、朝から体をシャキッと働かせてくれることがわかっています。

 米にもタンパク質は含まれていますが、さらにおかずとして肉や魚、卵や納豆などのタンパク質をプラスすることで、より体の目覚めが良くなるといわれています。朝からごはんでパワーチャージしてはどうでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差