ハロウィーンを前に…キャンディそっくりな虹色のドラッグまん延を全米中の親が懸念
子供たちはハロウィーンの夜、オレンジ色のパンプキン型のバケツを持って家々を回り「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)」と言いながら、チョコレートやキャンディをもらって歩きます。
ニューヨークのような都会では親が付き添いますが、子供たちだけで行動する場合もあり、「万が一もらったお菓子の中に、レインボー・ファンタニルが混ざっていたら?」という不安が浮上してきたのです。
これに対し専門家は、「ドラッグディーラーが特に小さな子供をターゲットにしているという根拠はないし、ドラッグを無料で与えるとは思えないから、心配するには及ばない。」とコメントしています。
むしろハロウィーンだから警戒するというより、本当の危機に目を向けるべきという声も少なくありません。というのも、アメリカでは2019年から2020年の間に、14歳〜18歳の10代のドラッグ過剰摂取死が2倍に激増、その原因のほとんどがファンタニルだからです。カラフルなレインボー・ファンタニルがこれに貢献していることは、十分考えられます。
ちなみに、ハロウィーンでトリック・オア・トリートをする子供たちにとって、最も大きなリスクは交通事故。できるだけ明るい道を選んで歩くように、などと呼びかけられています。