ハロウィーンを前に…キャンディそっくりな虹色のドラッグまん延を全米中の親が懸念
ハロウィーン直前、アメリカの親たちが、あるドラッグに対する不安を訴えています。それは、キャンディと間違えそうな虹色のドラッグ「レインボー・ファンタニル」です。
アメリカでは1年間に10万人以上が、ドラッグ過剰摂取死で亡くなっています。ファンタニルはそのおよそ3分の2を占める、非常に危険な合成オピオイド系麻薬。ヘロインの50倍、モルヒネの100倍の強さを持ち、2ミリグラムという鉛筆の先ぐらいの量で、死に至るとされています。
レインボー・ファンタニルは、ファンタニルにカラフルな色を施したもの。米麻薬取締局がこの夏、「アメリカ各地で違法なレインボー・ファンタニルを押収した。それも錠剤から、子供が落書きに使うチョークの形状のものもあった」と発表。お菓子のようにカラフルな色にすることで、若者や子供をターゲットにしているのではないか? という懸念も匂わせるこの発表は、大きなニュースになりました。ラボでの検査の結果、毒性は通常の白い錠剤タイプほど強くないことがわかりましたが、これに驚いたのは親たちです。
特にハロウィン時期には、親は子供の安全にとても敏感になります。