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安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

「うつぶせ習慣」猫背やスマホ肩の人の肩痛対策に1日数分でOK!

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 最近、うつぶせで寝たことはありますでしょうか。

 実は大人になると意識的に行わないかぎり、朝起きてから夜寝るまでの間にうつぶせになることはほとんどなくなります。

 子供の頃は毎日の遊び自体が全身を刺激していました。

 家の中でも屋外でも、汚れなど気にせずコロコロ転がりながら、さまざまな体の使い方を誰しも自然と習得していたことでしょう。

 しかし成長につれて動作のバリエーションが徐々に減ってきます。大人になると、積極的に運動しない限り、座る、立つ、寝る、のいずれかの姿勢が日常のほとんどを占めることになります。使われていない身体部分はどんどんと衰えていきます。関節や筋肉なら硬くなり、難なくできていたはずの動作が気づいたときにはできなくなってくるものです。

 それでも人間は弱いものです。トレーニングをして失われつつある機能の回復を目指すより、いま残された運動機能で生活に必要最低限の動作だけで済ませがちです。

 特にうつぶせは呼吸がしにくい、手の置き場所がない、首がつらいなど、大人にとって決して自然で楽な姿勢ではありません。だから眠る時も、あおむけ寝や横向き寝はするのに、さほどうつぶせ寝はとらないのです。

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