医師の原点“慈しみ”の対極にあるのが“怨み”なのだろうか
M先生の早い回復を祈るしかありません。
自分が年老いたせいなのか、道で幼い子供に会うと、最近は格別に「可愛い」と感じる気がします。乳母車に乗って、両足を振っている子、親に手をひかれて歩いている子、親の自転車の後ろに乗っている子、自宅の近くに保育園があるためか、いろんな子に会います。みんな可愛い子たちです。
でも、触れるわけにはいきません。母親はマスクをしていますが、小さい子供たちはマスクをしていません。3年前までは、よく話しかけて、手や足に触れさせていただいていましたが、今はそうはいきません。感染症は人と人を離します。 先日は、髪の毛がまだ少ない子供に出会いました。なにか病気をされたのか分かりませんが、クリッとした目をしたとても可愛い子でした。
2人が横に並んだ乳母車を目にすることもあります。双子です。母親に「男の子? 女の子?」と聞くと、「男の子です」との返事があり、「いいな~」と羨ましく思います。双子たちは、ひとりは笑って、ひとりは向こうを見たままでした。
■怨みをすててこそ息む