2023年も梅毒急増が止まらない…高まるリスク「いきなりエイズ」に要注意

公開日: 更新日:

「4月から新型コロナが現在の2類からインフルエンザ並みの5類になることが話題になっていますが、そうなると自粛していた夜のお遊びが増えて性感染症患者が増えるかもしれません。いまは20代の女性を中心に梅毒感染が広がっていますが、その原因となる性感染症についての無知・無理解や貧困は解決しておらず、新規感染者数も一向に衰える様子はありません。今後が心配です」

 尾上院長がとくに注目しているのは、若い男女の知識・情報不足だ。梅毒は初期症状があり、比較的わかりやすい性感染症だが、それすら知らないという。

「アダルトビデオ以外に性に関する情報をほとんど得ていないせいか、性感染症の怖さをまるで知らない人が多い。とくに若い女性は男性に押し切られる形でコンドームなしでの行為を受け入れるなど予防に対する知識・情報を知りません。医師にしても性感染症を診ることが少ないため、あまり深刻に考えていないところがあります。それが発見の遅れと感染拡大につながっているのです」

 それは感染症発生動向調査週報の梅毒新規感染者の報告時期を見れば明らかだ。2022年は10月5日までに届け出のあった梅毒の病期は早期顕症梅毒Ⅰ期3289人、早期顕症梅毒Ⅱ期2237人、潜伏梅毒1317人、晩期顕症梅毒59人となっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか