著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ハッカ】主成分のメントールは胃の働きを整え腸内ガスを排出

公開日: 更新日:

 そんなハッカの主成分であるメントールは医薬品の材料としても利用されており、胃の働きを正常化し、腸内ガスの排出を促す作用を持つことが分かっています。過敏性腸症候群の患者16人を対象としたイギリスの研究でも、ハッカ油を含むカプセルを3週間取ったところ症状が良くなったという報告や、成人141人を対象にハッカ油入りバリウムを飲ませた別の研究では添加していない場合に見られる痙攣(けいれん)が少なかったそうです。食べ過ぎや胃もたれのときにハッカを取れば、胸焼けを防ぐことができる可能性がありますね! スペアミントの主成分であるカルボンにも消化液の分泌を促して胃を健康に保つ効果がありますので、どのハッカでも同様の効果が期待できるでしょう。

 その他、イライラしたときなどに取ると気持ちをリラックスさせてくれる効果があるリモネンが含まれます。頭をすっきりさせて気分をリフレッシュさせる効果もあります。

 さらに、痛みを緩和する作用や殺菌作用があるため、湿布や虫さされの薬にはハッカ油が含まれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出