自分ひとりではない…乳がんの女性は「患者サロン」で元気をもらった
Aさんは、がんと告げられて頭が真っ白になり、言われるまま「はい」と答え、翌週にセカンドオピニオンの資料をもらうことになりました。
先日、Aさんはその資料を受け取るため病院に行きました。担当医の説明で納得できてはいるのですが、他の病院の意見も聞きたい気もしています。ネットで調べて、他の病院のセカンドオピニオンの予約をしました。
手術で入院の時は、5歳の子供を母にお願いするか? 会社にはどう話すか? 説明してくれた医師が担当医になるのか?
考えるほど、いろいろ心配は増えてきました。
いまこの病院で同じ病気で治療を受けている方はどう思っているのか?この病院でのあの医師の評判はどうなのか?
■ほかの病院の患者でも相談できる
先週、病院から帰る時に「がん相談支援センター」というものが目につきました。Aさんは病院の総合案内の窓口で、どんな相談ができるのかを聞いてみました。センターには、看護師や医療ソーシャルワーカーなどの専門相談員が常駐していて、がんに関する治療法の一般的な情報、療養生活、就労に関することなど、面談あるいは電話でも、どんな相談でも対応してくれるとのことです。しかも、その病院で治療している患者、家族だけでなく、他の病院で治療を受けている方でもよいといいます。