著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【サンマ】血行を促進し老廃物を洗い流す働きで五十肩を改善

公開日: 更新日:

 ある日突然、痛み始め、次第に肩の動きが悪くなる「五十肩」。正確には肩関節周囲炎という疾患で、肩関節周辺に炎症が起きて痛み、肩から腕にかけてが動かしづらくなる疾患です。

 50代を中心に、60代以上にも多く見られ、肩の老化が原因とされています。加齢によって肩関節を構成する骨、筋肉、腱、靱帯などの組織に亀裂が入ったり、石灰が沈着して炎症をきたすことによって引き起こされるのです。

 症状としては肩から上腕にかけてが痛み、手が十分に上がらないため背中に回せない、服の着替えができない、髪がとかせない、ネクタイが結べないといった障害が現れます。悪化するとジッとしていても痛み、とくに夜中に痛みがひどくなり、寝返りを打つこともできず、眠れなくなる場合もあります。痛みは1~2カ月で自然に薄れることもありますが、症状が1年近く続いたり、慢性化して再発を繰り返すケースもあります。日常生活に支障をきたさないために、食事の面からも対策を図りましょう。

 中医学において五十肩は「血」の巡りが悪くなることによって引き起こされやすいと考えます。全身に流れて、体のすみずみにまで栄養を与える血が滞ると筋肉が硬くなり、肩の動きを悪くしてしまいます。普段から肩こり、関節痛、頭痛など慢性的な疼痛にも悩まされる人が多くみられます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主