【マッシュルーム】滞った「気」をスムーズに流して頭痛を改善
頭の片側がズキズキ痛む、吐き気もする……。とくに病気がなく、症状が続いている場合は「片頭痛」かもしれません。
片頭痛は、脳血管の一部が急に拡張して起きる頭痛です。多くは、頭の片側が痛む傾向がありますが、両側が痛む、痛む場所が移動することもあります。ズキズキと心臓の鼓動に一致した拍動性の痛みが特徴で、吐き気や嘔吐を伴うケースも。発作は数時間から数日続きます。
また、発作が起きる前に視野の一部がまぶしくなる、目の前がチカチカ光る、周囲のものが光で縁どりされたように見えるといった前兆が現れる場合もあります。発作は気圧や寒暖差といった環境の変化やストレス、特定の食べ物などによる刺激が原因で引き起こされます。
シニアは加齢によってストレス耐性が低下しているため、症状が引き起こされやすくなるといえます。また加齢によって自律神経の機能が低下しているため、季節の変わり目は注意が必要です。
中医学において、片頭痛は「気」の流れが滞ることによって引き起こされる「気巡り不良タイプ」頭痛と考えます。気の巡りは自律神経と関わりが深いため、ストレスがかかるとてきめんに痛みがひどくなるのが大きな特徴。また、イライラ、怒りっぽい、目の奥が痛い、不眠、ガスやゲップが多いといったトラブルも見られます。