若い頃のように熟睡できない…悩む高齢者は自身の「眠りの状態」をしっかり把握する

公開日: 更新日:

 梶本氏らは数年前から「ライフリズムナビ」というシステムを高齢者施設に設置し、6000~7000人の睡眠データを解析している。さまざまなセンサーによって、睡眠時間、睡眠レベル、離床時間、離床回数、心拍、呼吸といった生体情報を1秒ごとに24時間365日計測できる。その解析結果によると、「眠れない」と訴える高齢者の半数から3分の2程度は、実際は十分な睡眠をとれているという。本人が「眠れない」と感じているのは、「満足感」がないためなのだ。

■検査で客観的なデータがわかる

 睡眠に悩む高齢者が満足感を得られないのは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)などにより睡眠の質が低下している可能性もある。まずは自身の睡眠状態を「終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)」でチェックするといい。

 1泊入院して、頭、顔、首、胸、指、すねなどにセンサーを装着したまま就寝し、睡眠中の脳波、心電図、呼吸運動、動脈血酸素飽和度を計測する。睡眠障害の有無をはじめ、睡眠の質も把握できる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース