突然死の原因になる心房細動は「症状なし」の人が4割いる

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 治療が遅れると、手術後の再発リスクが高くなることもある。

■自分で脈を測って早期発見

 心房細動の治療は第1選択が薬物治療、十分な効果を得られない場合、カテーテルアブレーションが検討される。

 カテーテルアブレーションは、足の付け根からカテーテル(細い管)を心臓まで入れ、異常な電気信号を出している部位を焼灼する、比較的、体への負担が軽い手術だが、再発リスクが3~4割。

「心房細動になってから長いほど、術後の再発リスクが高い。発症1年未満の手術が、その後の経緯が格段に良い」

 心房細動が無症状、あるいは症状が軽くても、脳梗塞をはじめとする病気のリスクは症状がある場合と変わらない。「自分は大丈夫」とむやみに思わないことだ。

 無症状が4割という状況の中、どうやって早期発見をするのか?

「一番手軽なのは検脈です。特に、軽い息切れや動悸の症状を感じたら、検脈で脈を確認してください」

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