著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ゆり根】「心」の働きをアップしてメンタルを整える効果絶大

公開日: 更新日:

 寒さが一段と募ってきて、最近なんだか元気が出ない。疲れやすくていつも不安な気分……。心配や不安感が過度になりすぎる、体調もすぐれないという場合、「不安障害」かもしれません。

 不安障害(全般性不安障害)とは、家族、生活環境、仕事など多くのことに関して過度な心配や、不安を抱く状態が長期間持続する疾患です。不眠、物事に集中できない、落ち着きがない、緊張感といった精神的症状も見られます。頭痛肩こり、下痢、体のこわばり、疲れやすい、発汗、体の震えなど身体的な症状を伴うケースも少なくありません。

 シニアは体の不調や病気によって、生活が制限されることが多くなりがち。また、定年、引退といったライフステージの変化、近親者や知人の死、収入が減るといった経済的問題から、不安を感じやすい状況にあります。加えて加齢による脳の衰えも災いして、不安障害になりやすいのです。

 生涯現役、日々を楽しく快適に過ごすために、食養生でメンタルを整えましょう。

 中医学では不安感は、精神活動をつかさどる臓器「心」の弱りから引き起こされると考えます。心の働きが低下すると不安、落ち込みやすい、うつ、無気力といった症状が現れるのです。不眠も心の弱りが原因ですし、非現実的な夢をあれこれ見る場合も同様です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱