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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ゆり根】「心」の働きをアップしてメンタルを整える効果絶大

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 心の働きをアップするのにおすすめなのは、ゆり根。その薬膳パワーは絶大。乾燥したものは「百合(びゃくごう)」の名前で精神安定の生薬として用いられているほど、不安感、気分の落ち込み、不眠、うつにパワフルな効果があります。さらに更年期の不眠、不安感、情緒不安定といったトラブルがある人には、ぜひとも取り入れてもらいたい食材です。また、喉の痛み、咳など呼吸器系トラブルの改善にも威力を発揮。美容面においては、シワ改善に役立ち、目の周りのシワを解消するというアイクリームのような効果もあるのです。

 ゆり根といえば、茶碗蒸しの具くらいのイメージしかないかもしれませんが、ちょうどこの時季あたりからスーパーに出回るので、普段から積極的に取り入れてみましょう。

 ゆり根はクセがなくホコホコした食感で、どんな料理にも使えます。さっとゆでて、マヨネーズであえてサラダに。スープや味噌汁の具にしたり、炒めものに使ってもおいしくいただけます。

 また、中華食材店などでは乾燥したものが販売されています。水で戻して同じように使えるので、旬の時季以外はこちらをどうぞ。

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