2型糖尿病なら注目したい 慢性腎症リスクを低下させる飲み薬

公開日: 更新日:

 フィネレノンはその働きにより、慢性炎症や線維化による腎臓のダメージを抑えることが期待されており、その結果として、透析を回避して天寿をまっとうすることも可能にしてくれるのではないか、と考えられている。

 フィネレノンの利点はそれだけではない。MRは腎臓の糸球体や尿細管の細胞表面上だけでなく、血管や心臓など体全体の細胞に発現しているため、血管や心臓の線維化をも抑えることができると考えられている。

 実際、フィネレノンを使った幅広い心不全の患者を対象とした、有効性と安全性を評価する臨床試験がスタートしており、心不全の治療薬としての働きも期待されている。

「心不全の治療は、利尿剤によるうっ血の回避など、治療法が限られていましたから、フィネレノンが適応拡大すれば、心臓病の患者さんにとっても朗報となるはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主