乳がんとお金(3)抗がん剤の有効性を調べる遺伝子検査で13万円

公開日: 更新日:

 手術を終え、退院から約10日後に病院に行くと、「実は手術直前のエコーで、患部以外の左胸の一部に怪しい影が見つかっていた」と担当医に言われ、再び生検と細胞診を受けた。支払いは6万円弱。

 がんになるというのは、思わぬ出費の繰り返しなのだと実感した日である。

 この経緯を友人たちに話したところ「セカンドオピニオンを受けたほうがいいのでは?」と口々に言われた。

 セカンドオピニオンは自由診療のため30分間で2万~3万円かかる。

「セカンドオピニオン=転院」ではないので、転院がいいと思った場合、自分でイチから病院を探さなくてはならない。

 私はとりあえず検査結果を待ち、その結果がシリアスなものであったならセカンドオピニオンを受けようと決め、1カ月後の予約の日まで検査結果を待つことにした。

 次の受診日が1カ月後と日にちが開くのには理由がある。

 事前検査では転移がないステージ1だったのだが、手術で左わきに転移が見つかり、ステージ2に。がん細胞の特性を遺伝子レベルで解析し、抗がん剤の有効性を予測する遺伝子検査を受けることになったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース