著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

動揺してストレスを感じた時はどうすればいいのか?

公開日: 更新日:

 マイナス信号を止めるためには、ゆっくりと呼吸をするなど意識を安定させること。そして、「今自分はストレスを感じている」と客観的に認知することで、扁桃体の過剰な活動を抑制することができます。理性を働かせるように脳を仕向けることがポイントというわけです。

 理性を働かせる上で覚えておいてほしいのが、言語の力です。たとえそれが、脳内のつぶやき(独り言)であっても、効果はてきめんです。もしもストレスを抱え、何か問題に直面しているなら、自問自答して、思っていることを言語化してみてください。

 トロント大学のチュレットとインズリクトの研究では、自問自答するとどのような効果があるのか実験(2010年)を行っています。

 チュレットとインズリクトは、被験者を2つのグループに分け、あるテストをしてもらいました。2つのグループとは、下記のものです。

【グループA】「自分のやろうとしている行動は正しいのか? 間違いのない選択か?」と自問自答したグループ


【グループB】利き手ではない手で円を描き続けさせられ、自問自答できない状態にしたグループ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり