(1)なぜ、人は老いて死ぬのか

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 同名の本は、俳優の真田広之が生物教師を演じたTBS系ドラマ「高校教師」の中で“小道具”として登場したため、記憶にある人もいるはずだ。

「結局、利己的な遺伝子は、子孫をたくさん残すことで自分の遺伝子をより多く拡散する一方で、乗り物である生物の長寿も望んでいる。ではなぜ、遺伝子の志半ばで死んでしまうのか? それは生殖と長寿を維持できるだけのエネルギーの不足によるからではないか、との考え方もあるのです」(つづく)

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