米国の若者に「ズイン」が大人気…急成長のニコチン・パウチに懸念が集まる理由
同社では「この製品はタバコと同様21歳以上の大人を対象にしたもの」とコメントしていますが、規制は緩く、実際には多くの中高生も使用している事が懸念されています。特にタバコやベープと違い、たとえ学校の授業中でも口に入れてしまえばわからないことも、不安を助長しています。
アメリカではパンデミック前に高校生の間で電子タバコが大流行しましたが、政府の強い規制もあって、使用は減少傾向です。しかしそれに代わりズインが広まることを大人たちは警戒しています。
専門家は「ズインは、タバコの煙に含まれるがんを引き起こす有害物質などを含まないため、喫煙よりも健康リスクが著しく低いことは確か。しかしパウチに含まれるニコチンは中毒性が高く、心血管疾患リスクを高める可能性がある。若い世代は使用すべきでない」と警告しています。