指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る
■食欲の出る漢方薬を使い13歳で完治
一度、ステロイドを使用したら劇的に症状が消えたのですが、母は他の方法も模索してくれました。東洋医学と西洋医学の両方を取り入れている病院を探し出して、セカンドオピニオンとして受診したのです。
漢方の先生が処方してくれたのは、まず体質を変えるために食欲の出る漢方薬などでした。「こんなに薬を飲んでいたら胃に負担がかかって食欲も少なくなる」というのです。その通り、その頃の私は食欲がありませんでした。全身のサーモグラフを見ると、炎症を示す赤色が全身に広がっていました。
食欲の出る漢方を細かく調合してもらいながら飲み続けていると、食欲が出てきたんです。もっと食べたいと思うようになり、土色だった顔にも血色が戻って体力もついてきました。その後も体を整えながらの治療を続けると、1年ぐらいで検査での数値も少しずつ良くなっていき、13歳で完治することができました。
今でも季節の変わり目になるたび、あれが来るかもしれないと思ってビビっています。何が引き金になるか分からない病気なので、とりあえず熱を出さないように、体を冷やさないことや体調を崩さないことは意識しています。また、日焼けなど環境の急な変化には慎重になっています。