指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る
症状で一番わかりやすかったのは、私の場合は足首の痛みでした。まず悪寒があり、熱が出る気配を感じると「これ来たな」とわかるんです。案の定、高熱が出て足首の外側、くるぶしのすぐ下の足の甲辺りが痛み出して腫れます。切り傷や虫歯の痛みに近いかな。息を吹きかけると痛みが増すのが不思議で、わざと息を吹きかけたりして進行の様子を見たりしていました。
大抵、夜中から始まってひと晩のうちに体温が41度まで一気に上がって「寒い寒い」と震えていると、そのうちに35度までガンと下がって熱くなるのがパターンでした。ひどいときにはひと晩にふた山越えたときもあって、幼稚園の年少から年中の頃は入退院を繰り返していました。
季節の変わり目になると毎回きつくて、その他の時期はそれより少しマシではありました。でも大なり小なり朝を迎えると、体中の関節がカチカチに固まっていて、指1本動かすのも激痛でした。固まったすべての関節を毎朝30分以上かけてひとつひとつほぐしていました。この朝のこわばりをほぐす作業が一番つらかったです。
幼稚園の年長では一度も入院しなかったので「良くなったのかな?」と油断していたら、その反動が小学1年のときにやってきました。症状の出方が一番ひどくて約3カ月入院しました。