食事抜きは危険!なぜ「3食規則正しく」取るべきなのか

公開日: 更新日:

 体内時計は、睡眠、自律神経、体温、ホルモンの分泌、食べ物の消化などにも関わっているから、ずれの放置の害は甚大だ。

 米国国民健康栄養調査の参加者を追跡した研究によると、「朝食を抜く人は心血管死リスクが40%高く、昼食や夕食を抜く人は全死亡リスクが12~16%高い。また、1日3食食べている人では、隣接する2回の食事の感覚が4.5時間以下の場合に、全死亡リスクが17%高い」などが報告されている。

「私たちの細胞内には、代謝の過程で失敗したタンパク質の“不良品”があり、これをリサイクルする『オートファジー』と呼ばれるシステムが存在します。もともとは飢餓を生き抜くためのシステムで、空腹により作動します。正常に機能すれば、不良品は消え、“汚部屋”化した細胞内をきれいにできるのです」

■「カロリス」に注目

 ところが、老化が進むとこのシステムが抑制される。ルビコンと呼ばれるタンパク質が多くの臓器で蓄積し、オートファジー機能を低下させるからだ。

 逆に脂肪組織では老化に伴いルビコンが減少し、オートファジーが過剰になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」