よくある介護の悩み(5)認知症の親がお風呂に入らなくなった…どうすればいい?
フケの塊を取り除く際、頭皮と一緒にボコッと剥がれて穴が開いてしまうケースもあるため、医師が対応するのです。
こうした事態を回避することも含め、清潔を保つ入浴は大切なのです。
■入浴サービスをしっかり活用する
ただ、入浴に関しては、介護している家族が無理してお風呂に入れてあげるのではなく、入浴サービスを積極的に利用するのがベストだと思います。清潔を保つためには、おおむね週2回の入浴で問題ありません。週2回であれば、デイサービスやショートステイ、訪問介護などの入浴サービスが全国に整っています。入浴介助は慣れていないと危険を伴います。転倒ややけどなどの事故をはじめ、入浴中に本人の具合が悪くなったり意識障害が生じるリスクもあるので、“プロ”に任せるのが最善といえるでしょう。
入浴できない、あるいは入浴しないという場合、基本的には体が思うように動かなくてお風呂に入ったり出たりができなくなっていたり、自分で洗うことができないことが大きな原因になっています。