【アフタヌーンティー】抗酸化作用で心血管疾患を抑え、脂肪蓄積を防ぐ
アフタヌーンティーは、19世紀、ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが昼食と夕食の間に軽食と紅茶をとる習慣を始めたことがきっかけとされ、上流階級の社交の場として定着しました。当時の夕食は20時以降にとられることが多かったため、午後に適度な軽食をとることは、単なる嗜好だけでなく健康面でも合理的な側面があったのではないかと考えられています。
そんなアフタヌーンティーの主役である紅茶に含まれるカテキンやテアフラビンには、抗酸化作用があり、心血管疾患のリスク低減や免疫力向上に寄与するとされています。
また、L-テアニンにはリラックス効果があり、ストレス軽減や集中力向上にも効果的であると報告されていることからも、午後からのパフォーマンス向上に役立っている可能性があります。
さらに、夕食の2~4時間前に適度な糖質と食物繊維を含むおやつを摂取することで、夜遅い夕食後の血糖値上昇を抑える「セカンドミール効果」も注目されています。最初に摂取した食事(第一の食事)が、次の食事(第二の食事)の血糖応答に影響を与える現象です。