著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【アフタヌーンティー】抗酸化作用で心血管疾患を抑え、脂肪蓄積を防ぐ

公開日: 更新日:

 アフタヌーンティーは、19世紀、ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが昼食と夕食の間に軽食と紅茶をとる習慣を始めたことがきっかけとされ、上流階級の社交の場として定着しました。当時の夕食は20時以降にとられることが多かったため、午後に適度な軽食をとることは、単なる嗜好だけでなく健康面でも合理的な側面があったのではないかと考えられています。

 そんなアフタヌーンティーの主役である紅茶に含まれるカテキンやテアフラビンには、抗酸化作用があり、心血管疾患のリスク低減や免疫力向上に寄与するとされています。

 また、L-テアニンにはリラックス効果があり、ストレス軽減や集中力向上にも効果的であると報告されていることからも、午後からのパフォーマンス向上に役立っている可能性があります。

 さらに、夕食の2~4時間前に適度な糖質と食物繊維を含むおやつを摂取することで、夜遅い夕食後の血糖値上昇を抑える「セカンドミール効果」も注目されています。最初に摂取した食事(第一の食事)が、次の食事(第二の食事)の血糖応答に影響を与える現象です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    尽きぬ破天荒エピソード…それでもショーケンが愛された訳

  2. 2

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  3. 3

    教諭体制は日本一も…“国公立の雄”筑波大付属小の落とし穴

  4. 4

    「中居正広問題」ではノーダメージも、夫は吉本芸人…フジ山﨑夕貴アナの育休復帰は正解か

  5. 5

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青

  3. 8

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    数年前から“終活”も 萩原健一さんの知られざる闘病生活8年