【不条理は友】「となりのカフカ」を読むとカフカの悪魔的イメージは一新される
先週、井伏鱒二の「白毛」を、〈カフカ的な匂いもする不条理〉などと記した。掲載後に、読む人によっては「難解」という風に取ってしまうかも、とちょっと心配になった。もちろん、そんな意味はまったくなくて、むしろ「ギャグ」的「コント」的な「不条理感」と言おうとしたのだ。
もっとも…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,322文字/全文1,462文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】